イタリア原産のブラッドオレンジには3種類あり、久保田農園ではそのうちの2種類を栽培しています。風味豊かで朱色の差し色が入る「タロッコ」と、赤みが強くまさにブラッド(血)のような「モロ」。タロッコは生食に、モロは加工によく使われます。
出荷時期:3~5月
タロッコは癖がなく、芳醇な香りはラズベリーのようと形容されることもあります。甘みが強く、お子様にも大変人気のオレンジです。赤味は強くなく、ほとんどオレンジ色のもの、うっすらと赤いもの、縁に沿って赤味が差し色のように入るものなど、ひとつとして同じ模様はありません。切るたびに自然のデザインを目にできるのもタロッコの楽しみです。
タロッコは生食向きの品種です。くし切りやスマイルカットでお召し上がりください。
ゼリーにいれたり、タルトのトップに飾るのもおすすめです。
残りの皮はオレンジピールにすると香りが抜群でおすすめです。
ブラッドオレンジの名前の由来である「血」のような色をしたオレンジです。切った瞬間その真っ赤な色に驚いてしまう方がたくさん。まな板も魚をさばいたかのように赤く染まります。色移りが気になる方はプラスチックのまな板をお使いください。
一般的なモロは酸味が強く生食には向かないこともありますが、久保田農園のモロはハウス栽培のため甘みがあり、生食されるお客様がほとんどです。タロッコと同様に、くし切りやスマイルカットでお召し上がりください。
とはいえ、加工にもぴったりのモロ。久保田農園おすすめレシピを紹介したいと思います。
1. 包丁でブラッドオレンジの身だけを取り出します。ゼリー型(なければコップやお椀)にブラッドオレンジを並べていれます。
2. 市販のゼリーの素の表示に従い、ゼリー液をつくります。砂糖の量はお好みで加減してください。
3. ゼリー型に液をそそぎます。冷蔵庫で2〜3時間冷やして完成です。
1. ブラッドオレンジはよく洗い、皮ごと5ミリの輪切りにします。
2. ブラッドオレンジの重さを量り、重量の5分の1量の砂糖と水をオレンジと一緒に鍋にいれます。
3. 鍋を弱めの中火にかけ20分ほど煮ます。
4. 消毒したガラス瓶にシロップごと入れ完成です。
1. ブラッドオレンジをスポンジなどで洗います。皮に汚れがあるときはよくこすって下さい。
2. ブラッドオレンジを8等分に切ります。果肉をそぎます。果肉は食べます😋
3. 果肉が残っていたら削ぎ落とします。削ぎすぎると皮がペラペラになるので少しでいいです。
4. 皮の重さを測り、同量の砂糖と、2倍量の水を用意しておきます。
5. 鍋にたっぷりの水をいれ、皮を入れて火にかけます。沸騰したら5分茹でて、ザルにあけます。
6. 5の作業をもう一度繰り返します。
7. 測っておいた砂糖と水を、皮と一緒に鍋に入れて中火で煮ます。
8. 砂糖水が煮詰まってシロップのようになり、皮がつやつやになったら火をとめます。水分を完全に飛ばさなくて大丈夫です。煮詰まってきたら焦げやすいので、鍋をゆすりながら、目を離さないよう注意です👀⚠
9. 網の上に皮を並べ1晩乾かして出来上がり!🎉ベタベタしたままでも大丈夫です。
10. 出来上がったピールは、よく切れる包丁で切って使いましょう。チョコをかけたり、砂糖をかければそのまま食べられます。(砂糖をかけるとベタつきがなくなります。)
さらに細かく刻んでパウンドケーキやチーズケーキ、パン、ビスコッティなどに入れても香りが楽しめておすすめです!