はじめまして


久保田農園は福岡県福岡市西区能古島で三代続く柑橘農家です。一代目・久保田勝は戦後、故郷の福岡県久留米市から福岡市西区能古島に家族で移住しました。当時は山だった場所を手作業で開墾し、野菜や果樹の栽培をスタートさせました。その頃は船の欠航も多く、せっかく作った野菜が何日も出荷できず悔しい思いをしたこともあったそうです。そんな中、柑橘は日持ちがすること、また能古島の気候・土壌にあっていることがわかり、柑橘栽培を専門にするようになりました。現在約2haの畑で20種類以上の柑橘を栽培しています。

理念

久保田農園ではおいしく安心して食べられるみかんを目指しています。様々な品種を栽培しているので、それぞれにあわせて適切な栽培を行っています。こだわりは、見た目より中身で勝負!です。

土づくり

おいしいみかんは良質な土から生まれます。久保田農園では、ふっくらとして微生物のたくさんいる、健康的な土作りを行っています。そのため、有機質が豊富な堆肥をふんだんに使用しています。


さらに堆肥に加えて、米の籾殻(もみがら)をまいています。籾殻を入れると土の通気性や排水性がよくなるだけでなく、徐々に分解していくことで腐植と呼ばれる良い土をつくる元になってくれます。


また、畑の中では除草剤は使用せず、すべて草刈り機や手作業で除草を行っています。そのため、たくさんの生物が住み着き、生物多様性を維持しています。

農薬

農薬散布は、病気や虫が特にひどいときにだけ行っています。農薬をまいても果実はおいしくはなりません。けれども、市場に出荷して高値を付けるためには、見た目の美しさを求めて農薬を散布する回数が多くなってしまいます。

 

久保田農園では、ほとんどの柑橘を直売で販売しています。外見よりも中身を重視して下さるお客様がいらっしゃるおかげで、できるだけ農薬を減らした栽培を続けることができています。実際に使用する農薬は、県基準の約半分です。

 

化学農薬・化学肥料が基準の半分以下の作物に与えられる、「ふくおかエコ農産物」認定を福岡県知事より受けています。